2012/12/26

The Packard-Bentley "Mavis"

PackardのTwin Sixを調べていたらDIYで製作したモンスターを発見した。
Back to the Futureのドクにそこはかとなく似てるChris Williams氏の作品。
ここまでくると芸術作品。
第二次大戦で活躍したPTボート(米軍の高速魚雷艇)に使用されていたPackardのV12エンジンを1930年製ベントレーの8Lレーサーのシャシーに搭載。
なお、排気ポートがシリンダーあたり2つあるため、左右12本ずつエキパイを生やしてみたとのこと。
排気量はまさに桁外れの42000ccだそうな。

車両重量は2.4トン。
1500bhp(1520ps)なのでパワーウェイトレシオは良好。





当時パッカードはロールスロイスのマーリンエンジン(航空用V12)のライセンス生産を行っていたが、英国から購入した?PT9プロトタイプを除きマーリンエンジンはPTボートには使用されなかった。
このモンスターカーに使用されているガソリンエンジンは4M-2500と呼ばれており、PTボートはこれを3基搭載し、3つのスクリューを駆動している。
2500はキュービックインチだと思うが、計算してみると40968ccになる。
パッカードが生産したマーリンエンジンはV-1650と呼ばれており、これは27000cc。
マーリンはスーパーチャージャー搭載だったので排気量は小さい。




ロールスロイスつながりということで。
Series 2のExtended Wheelbaseだよね。

2012/12/25

2012/12/20

BMW 760Li

またもやホームページを更新しました。


車の画像はこんなところから入手。
carwallpapers.ru
netcarshow.com
dieselstation.com

インプレッションはWebCG、データはGoo-netのカタログ、中古車検索はGoo-netの中古車
あとはwikiで調べます。日本語の解説はダメダメなので英語やドイツ語、イタリア語やフランス語のwikiを参考にします。
こんなことをしているとほんと飽きないです。







本日、納車。
ようやくご対面です。

2012/12/19

BMW 750iL

ホームページを更新しました。
愛車と別れるのは寂しいものです。











750iLと言えば007。


何でもこのシーンのために16台ものE38が使用されたそうです。
750iLのバッジが付いていますが、中身は740iLです。
下の画像のように後席に運転席が設けられています。


もう一つはThe Transporter。


735iということになっていますが、中身はワンオフの750iのマニュアルミッション車。
このフィルムの車の挙動は750iLと同じです。




2012/12/16

BMW 7 Series High Security

下の画像は2006年型760Liのハイセキュリティ。
プロテクションレベルはVR6/VR7?だそうです。
最高速度は210km/h、0-100km/h加速は7.5秒。
ノーマルは250km/h(リミッター作動による)と5.6秒。
遅くなっているのは車重が3440kgもあるからです。
ノーマルが2220kgなので1220kgも重くなっているわけ。
カーボンファイバー強化防護板、車体下部防護板、フロントスクリーン緊急脱出口、ウィンドウの低位置化、ランフラットタイヤなどが装備されているそうです。
また、Retractable windows, front left and rightと記載されているので、後席のウィンドウはFixされているのではないかと。




こちらは750iL(E38)後期型のハイセキュリティ。


車体色が黒だとスカート部をブラックアウトした視覚的効果がなくなり、E38がかなり厚みのあるボディであることがわかる。
知ってる人しか知らない話だけど、750iLのウィンドウはノーマルでもペアガラス。
下位グレードはそうではない。










こちらはメルセデスベンツのS600 Pullman Guard。
乗りたいとは思わないけど、なんかカッコいい。







2012/12/08

Tesla Model S

最近の車についてネットで調べているとテスラのモデルSというセダンを見つけた。
これは凄い。
電気自動車なのに航続距離が最大426km、BMW M5よりも速い。
しかもそんなに高価ではない。

テスラは以前から知っていたが、そのうち消えてゆくバックヤードビルダーのようなものと思っていた。
ところがテスラはメルセデスベンツと協力関係にあるそうだ。
それにマトモなセダンを作るためにはレースで勝つよりもうんと技術力がいる。
V12どころかガソリン自動車、これで終了です。




M5との勝負。
ローンチコントロールとかで無敵だったのでは?


米国Car and Driver誌によるテスト


ボンネットの中もトランクルーム。
後部トランクルームにはオプションで子供用のシートを取付けることができ、この場合7人乗り。
右ハンドル仕様は2013年半ばより生産開始だそうです。

2012/12/01

V12 Engines

V12気筒エンジンに興味を持ち調べてみると…

馴染みのある兵器にはV12エンジンが多いです。
スピットファイアやP51に搭載されたロールスロイスのマーリンエンジン、Me109に搭載されたダイムラーベンツのDB605、戦車では4号戦車のマイバッハHL120TRM、T34のV2エンジン。
T34のV2エンジンはボアが150mm、左シリンダー群のストロークが180mm、右シリンダー群のストロークは186mmだそうです。
高精度のアルミ製エンジンであると聞いていたのですが左右でストロークが違うなんて知らなかったなぁ…
好きな戦闘機であるP47サンダーボルトはV12ではないけど、これは仕方がない。
一番パワフルなというかこの場合はタフなと言うべき戦闘機だったからね。

V12を搭載している現行の自動車はかなり少ないです。
ベンツとマイバッハのV12SOHC3バルブエンジン、M275、M285型。
これらは過給機(ツインターボ)付きエンジン。
一方、フェラーリやランボルギーニの最新型が自然吸気のV12なのだそうです。
骨董品か?というのはだから取り消し。
その他はBMWとロールスロイス、アストンマーチンぐらい。

フェラーリのF12ベルリネッタ、6262ccのV12DOHC4バルブエンジンのボアストロークが94mmx75.2mm。




ランボルギーニのLP700-4 AventadorのV12DOHC4バルブエンジンは6498ccのL539型。
L539型は350GTV(GT)の3.5Lエンジン以来の完全な新作エンジンであり、要するにランボルギーニ社製としては2番目のV12エンジンだそうです。
これのボアストロークが95mmx76.4mm。







760Li(E66)に搭載されているN73B60のボアストロークは89mmx80mm。
ロールスロイスファントムに搭載されているものはこのボアストロークを92mmx84.6mmに拡張したもの。







750iL(E38)に搭載されている先代のM73B54のボアストロークは85mmx79mm。
これがアルピナB12に搭載されると86.4mmx85mmになる。

さらに先代のM70B50では84mmx75mm。
このボアストロークはM70がストレート6のM20B25をベースに開発されたため。
S70/2でもボアは86mm。
アルピナの86.4mmはおそらく限界ぎりぎり。
レースでの耐久性は考慮しなくてもいいからか。

M70やM73ではシリンダーピッチで苦労したようなのでN73では余裕のあるサイズになっているのでしょう。

2012/11/20

Yellow Horn System

2011年の6月から使用してきたDEQ2496を取り外しました。
AUTO EQによる自動補正をやめたのです。
しかし自動補正によるフラットな音は参考になりました。
これからも時々聴いてみようと思います。
自分の音ではない音が自分のシステムから出るというのは貴重な体験。

今回試したのは2392/2490Hのクロスを200Hzにしてみたこと。
いつもは250Hzなのです。
これを218Hzにしたらなかなかいける。
さらに200Hzまで落としてみた。
それから帯域別EQで200Hzのブーストを試す。
測定はこうした試行が落ち着いてからです。

マルチアンプの調整はそのときの心理状態を反映します。
守りにはいるとつまらない音にしかならない。
攻めに転じるといきなり生気に満ちた音になることがある。
だから測定を先行させるとダメ。
測定結果が音を萎縮させてしまうのです。

2392/2490Hのクロスをどうするかで音がかなり変わります。
例えば2392/2490Hを250Hz、Peavey1008-8HE(10インチダブル)を300Hzにして重ねる。
重ねるというよりは1008-8HEで2490Hを迎えにいくという感覚。
甘くナチュラルな音になります。
この設定、8ウェイマルチの「調和」を意識していた頃の話。
今はそうした意識からかなり自由になったような気がします。
 落ち着いてじっくり調整すればちゃんとまとまることが分かったから。



設定はこんなかんじ。
それぞれの値に理由があり、だから結構シンプルな設定だと思ってます。
デジタルはメモに残しておけるのが楽しいね。

PD.2450 -50Hz (L-4dB R-10dB)  EQ OFF DELAY 1.02ms
1808-8HPS 50Hz-121Hz (-1.5dB)  EQ OFF DELAY 1.02ms
1008-8HE 109Hz-200Hz (0dB) EQ OFF DELAY 1.02ms
2490H 200Hz-897Hz (-7.4dB) EQ1 634Hz(-1.5dB/Q3.5) EQ2 200Hz(+5dB/Q2.5) DELAY 0ms
2446H 897Hz-4.02kHz (-11.3dB) EQ1 1.74kHz(-1dB/Q3.2) EQ2 2.79Hz(-3dB/Q6.3) DELAY 0ms
2431H 4.02kHz-8.5kHz (-11.1dB) EQ OFF DELAY 2.04ms
DE500 8.5kHz- (-9.8dB) EQ OFF DELAY 1.89ms
2402-05 10.1kHz- (-12.5dB) EQ OFF DELAY 1.89ms

EP1500 LEVEL18
PS3001 -18dB
  
スロープ特性はすべてL-R48。
2446HのEQ2 2.79Hz(-3dB/Q6.3)と、PD.2450の左右のレベル差は部屋のクセの補正。
2446HのEQ2を見つけるまでは全然音がまとまらなかったという思い出があります。 


2012/11/07

BMW 760Li

ヨハネスさんが新車同様のダブルシックスを入手したらしい・・・
ならばと入手したのがE66 760Li。
最近は過給器付きばかりで自然吸気のV12は骨董品となりつつある?


入手したのは2005年型。
新車価格は1720万円。

こんなパトカーには追いかけられたくないね。



こんな具合に逃げ切りたい。


2012/07/19

Subscription Concert No.738 at Suntory Hall

東京都交響楽団の第738回定期演奏会に行ってきました。







指揮は小泉和裕さん。
曲目は ベートーヴェンのエグモント序曲、ワーグナーのトリスタンとイゾルデから前奏曲と愛の死、チャイコフスキーの交響曲第6番、悲愴。
予定では指揮者は大植英次さんでしたが、頚椎症のため急遽出演ができなくなり、それに伴いR.シュトラウスのばらの騎士組曲がエグモント及びトリスタンとイゾルデへ変更されました。


悲愴の第4楽章が良かったです。
オーディオでこれを緻密に築いた上で強烈な厚みを出すにはやはり大規模なマルチアンプシステムしかない。
超過剰な表現には超過剰な装置で。
これが正攻法。

悲愴の思い出というと、高校生のころ試験勉強に疲れたときに攻撃的な第1楽章の展開部と第3楽章をよく聴いていました。
これを聴くとやる気が出てくる。

1977年当時使用していた装置はTT71、WE308L、4000D3、KA7300Dと10F60ダブルの自作スタガードバスレフ(55L+90L)。
装置も未熟だったし変な聴き方でした。
なつかしいなぁ。










モニターグレイのつもりの灰色ペンキ。
エレファントなんて愛称をつけていました。

当時は長岡鉄男氏の影響を受けていた。
フルレンジを卒業した今はどうだろう。

「長岡鉄男のわけのわかるオーディオ」のP132に「中途半端なマルチはメリットが少ないので、やるなら徹底的にやりたい。」と書いてある。

しかし、氏はマルチアンプを徹底的にやったことがあるのだろうか?
氏の言うところの中途半端なマルチアンプさえやったことがなかったのではないか。
結局のところやりたくてもできなかった者の捨て台詞、ということでしょう。





大学生になって研究室の入室試験に合格すると通学の時間がおしくなった。
そこで下宿することにし、大きすぎるエレファントは実家に置き去り。
その代わり55Lの箱のキットを御茶ノ水のオーディオユニオンで購入し、パッシブラジエターの10DU60Bを購入し、パッシブラジエターシステムを作りました。









このシステムはその後ONKYOのTW40Aというツィーターを加えて2WAYになり、長く付き合うことになります。
10DU60Bはユニットを取り外さなくてもおもりで実効質量を調整することができ、楽しかった。
オーディオの、良い勉強になった。

かまじいさんのところでJBL LANCER44を聴かせていただいたとき、そんなに負けてないなと思うと同時に同じような低音がするのでこれがパッシブラジエターの音なんだろうなと思いました。
ただし、かまじいさんのLANCER44の低音は背後の大型システムの15インチウーファーユニットが共振していたようなので、本当のところはどうなのかはっきりしません。
このときかまじいさんのLANCER44を聴いたヨハネスさんは「反則だぁ。」などとおっしゃっていましたが、それほど良く鳴っていました。

10F60や10DU60Bとの付き合いから10インチユニットの低音を理解するようになります。
そして、その後のJBL 2155Hの導入により、10インチユニットと15インチユニットの低音の質の差異について理解できるようになります。
10インチミッドベースを好んで使用しているのは、こうした理解からです。

パッシブラジエターという共振系をコントロールしても口径の壁を乗り越えることはできません。
このあたりが実に面白い。
理屈や周波数特性では語れない何かがある。
マルチアンプシステムはこうした「何か」をすくいとり生かすことができるというのが、一番のメリットではないかと思っています。









当時、ひっそりと発売され、ひっそりと消えていったビクターのパッシブラジエターのキットがありました。
EN-KD5
よくは覚えていないのですが、たしかパッシブラジエターのコーンが二重張りだったような。
ウィング付きということもあり、オーディオの夢を感じさせてくれる一品でした。

JBL PR15Cへの憧れがあったので今でもときどきこういうシステムを考えてしまいます。
一般に名器と呼ばれる機器よりもこうした機器の方が心に残っているのは、オーディオ評論家の物差しよりもオーディオにおける自由な発想とその可能性を愛しているからだと思っています。




2012/07/01

BMW M73

久しぶりにホームページを更新しました。
車の記事は書きなれていないし、アップロードのやり方を忘れていて大変でした…




今年の冬には750iLの車検がやってきます。
乗り換えるつもり。
次は何にしようかと最近はそんなことばかり考えてます。



2012/06/22

DIY Speaker (64)

うまくいってくれ!との願いもむなしく、小さな三角片の方がたわんでしまいました。
分かりづらいですが、黒いビニールテープの矢印の部分です。
原因は単純で、小さな三角片をあまり強く張らなかったためです。





上の画像では左側の継ぎ目が大きく開いてしまいました。




やり直しです。




2012/06/20

DIY Speaker (63)

裁断したフリースの大きさです。
350mmの長手方向は何れの布片も伸びにくい方向になります。
20mmは23mm、35mmは38mmぐらいがいいような。








フリースの伸縮率により当然サイズは異なりますので、この図面はあくまでも「参考として」です。








硬化中です。
うまくいくはず。













2012/06/19

B&C Speakers 21IPAL

21IPALは2012年4月に発表されたB&C社の21インチウーファー。
インピーダンスが1Ωという特殊なウーファーユニットです。
ちなみにOEM以外では供給しないということなので入手は略不可能です。

このユニットはPowersoft社のIpalModというパワーアンプと組合わせて使用します。
なお、このIpalModは普通のユニットを駆動することも可能ですが、21IPALのような専用設計のウーファーがより好適です。
IpalModの動作原理を示すUS6281767はこちらを
この特許の発明者はフィレンツェのClaudio Lastrucciさん。
オールイタリアンという訳です。







この素晴らしいフレームデザインは21SW150や160のもの。
でも21SW150と比べてみると磁気回路は一回り大きいように見えます。
21SW150が18kgだったのに対し、21IPALは22kgと4kgも重くなっています。
ネオジム内磁型磁気回路、ダブルスパイダー、トリプルロールサラウンド。

端子は特殊なものが使用されており、通常のアンプが接続できないよう注意を促しているようです。
特殊なアンプとの組合わせによるメリットの詳細は不明ですが、エンクロージャーの推奨容積が190Lとなっており、21インチとしてはコンパクトなシステムを構築できるようです。
なお、18インチ版の18IPALもあります。








5000 W continuous program power capacity
153 mm (6 in) split winding aluminium voice coil
37 - 1000 Hz response
99 dB sensitivity
Neodymium magnet allows a very high force factor and linear excursion
Double silicone spider with optimized compliance
80 mm peak-to-peak excursion before damage
Ventilated voice coil gap for reduced power compression


Specification

Nominal Diameter 530 mm (21 in)
Nominal Impedance 1 ohm
Minimum Impedance 1.1 ohm
Continuous Power Handling 5000 W
Nominal Power Handling (AES) 2500 W
Sensitivity (1W/1m) 99 dB
Frequency Range 37 - 1000 Hz
Voice Coil Diameter 153 mm (6 in)
Winding Material Aluminium
Former Material Glass Fibre
Magnet Material Neodymium Inside Slug
Winding Depth 48 mm (1.9 in)
Magnetic Gap Depth 18 mm (0.7 in)
Flux Density 1.35 T

Design
Surround Shape Triple Roll
Cone Shape Radial
Magnet Type Neodymium Inside Slug
Spider Double Silicone
Pole Design T-Pole
Woofer Cone Treatment TWP Waterproof Both Sides
Recommended Enclosure volume 190 dm3 (6.71 ft3)
Recommended tuning frequency 33 Hz

Parameters
Fs 37 Hz
Re 0.7 ohm
Qes 0.22
Qms 4.9
Qts 0.21
Vas 155 dm3 (5.47 ft3)
Sd 1680 cm2 (260.4 in2)
EtaZero 3.2 %
Xmax +- 22 mm
Xvar +- 15 mm
Mms 487 g
Bl 19.1 Txm
Le 0.5 mH
EBP 168 Hz

Mounting & Shipping
Overall Diameter 547 mm (21.5 in)
Bolt Circle Diameter 527 mm (20.7 in)
Baffle Cutout Diameter 508 mm (20 in)
Depth 270 mm (10.6 in)
Flange and Gasket Thickness 16 mm (0.63 in)
Air volume occupied by driver 16 dm3 (0.56 ft3)
Net Weight 22 kg (48.5 lb)
Shipping Weight 24.5 kg (54 lb)
Shipping Box 590x590x300 mm (23.2x23.2x11.8 in)
Service kit TBA






2012/06/18

Subscription Concert No.736 at Suntory Hall

東京都交響楽団の第736回定期演奏会に行ってきました。






指揮は大野和士さん。
ヴァイオリンは庄治紗矢香さん。
曲目はシェーンベルクの浄められた夜、シマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番、バルトークの管弦楽のための協奏曲。

浄夜は弦楽六重奏の方は知っていたのですが、今回の弦楽合奏版は初めて聴きました。
凄い迫力!
コントラバス群の音は男女の機微というよりは、憤怒?の雰囲気。
う~む。

シマノフスキのヴァイオリン協奏曲は残念ながら知らない曲でした。
演奏が非常に難しい高度な曲だと思います。
庄治さんのヴァイオリンが素晴らしかった。

管弦楽のための協奏曲は楽しく聴けました。
金管、特にトランペットが良かったです。



などと呑気なことを言っている場合ではないかもね。
エキサイトのニュースにこんなのがあった。

再稼働反対11000人の抗議を報道せず。市民の声を無視するマスコミに不信感

大飯原発の再稼働に反対する市民ら11000人
6月15日、大飯原発の再稼働に反対する市民ら約11000人が首相官邸前に集まり、デモ行動を行った。一般市民や俳優の山本太郎氏、脱原発キャラクターのもんじゅ君らが官邸前に集まり、「再稼働反対!」「こどもをまもれ!」と訴えた。

福井県敦賀市の高速増殖炉もんじゅをモデルにした「もんじゅ君」は、ツイッターで脱原発を分かりやすく発信し、92000人以上のフォロワーを誇る注目のキャラクターだ。
もんじゅ君もこの日の抗議活動に参加し、その様子を赤旗新聞に発表した。
なにかのグループや組織でもなく、だれにたのまれたわけでもなく、1万1千人、金曜の夜に仕事が終わったあとに集まって、しゅくしゅくと、礼儀正しく、「再稼働反対!」「こどもをまもれ!」と声をあげていました(しんぶん赤旗より引用)

国民の声を報道しない日本のマスコミ
大勢の人たちが野田首相に脱原発を訴えたが、この様子はまったく報道されなかった。インターネットのYouTubeやブログ、Twitterなどでは、抗議活動の情報が流されたが、テレビや新聞では一切報道されなかったことに不満の声があがっている。

大飯原発の再稼働が正式に決定した翌16日も抗議デモが行われたが、この日の様子はNHKで総理大臣官邸前には、大飯原発の運転再開に反対する人たちがおよそ400人集まり、抗議活動を行いました(NHKニュースより引用)と報じられた。

ネット利用者の間では、なぜ再稼働決定前の抗議に1万人以上が集まったことを報じず、400人の小規模な抗議活動だけをテレビ放送したのか疑問だとの声があがっている。

日本のマスコミは無視を決め込んだが、海外では米ロイター、英BBC、独シュピーゲルを始めとする各国のマスコミが、日本の1万人規模の抗議活動を報じている。

ジャーナリストの田中稔氏はTwitterで、昨夜の首相官邸前に集まった1万1千人のことをマスコミは無視した。それでいて本日午前中の再稼働決定時の官邸前400人だけを某局が報道。かなり意図的な気がすると発言しており、このほかにも「一万一千人が首相官邸前に反原発デモが集まっても、ロクに報道もされないなんて。いつものことだが…。メディアが変われば日本もすぐ変わるんだが」「この国のマスメディアにジャーナリズムはない。一年以上、各地でこれだけデモや抗議行動が続き、今夜に至っては首相官邸前に1万1千人が集まった。

こんなことは近代日本の歴史上なく、革命の只中と言っても過言でない。それを一切報道しないメディアの役割とはなんだ?」
不自然な報道を行うマスコミへの不信感を表すツイートが目立った。



ところで、テレビ、見てる?
以前から面白くないと思っていたのですが、最近は本当に酷い。
面白くないというよりその幼稚さや品のなさが不快だ。
5分ぐらいでスイッチOFF。

テレビはメディアとしての寿命を迎えているのではないだろうか。
時間をかけて築き上げた信頼でもたった一度の嘘で失ってしまうことがあることを理解できないのだろう。
おそらくテレビの放送局の人々の知能レベルは小学生並になっている。
そして心を病んでいるのかもしれない。
何かが終焉をむかえるとき、それが内部崩壊から始まるのが常だしね。







 

2012/06/15

Beyma 12CXA400Nd

BeymaといえばJadisのEurythmieのミッドハイドライバーCP350Tiを思い出します。
ちなみにツィーターはFostexのFT90H、ミッドベースはAUDAXのPR170M0、ウーファーはJBL 2225H。






ユーリスミのデザインは冒険があって市販スピーカーシステムの中でも好きです。



そのBeyma社のユニット、12CXA400Ndは2011年7月に発表された12インチ同軸型。
ウーファー部のボイスコイル径は4インチ、ドライバー部は2.8インチとかなり強力。













AvantgardeのSoloのように仕立てると面白いかも。
ホーンの直径は460mm、ホーン長は60mm。
この手のホーンは低音ホーンではなく、コーン型の音をドライバー側の音に合わせるためのもの。
そういう点では12インチよりも10インチや8インチの方がいいかなとも思いますが、そうすると低域が苦しい。
だからSoloのまとめ方はうまいと思う。
なおSoloのユニットのスペックと比べてみると12CXA400Ndの方がお金がかかっているように思えます。










12CXA400Nd
TECHNICAL SPECIFICATIONS

Nominal diameter (LF) 300 mm 12 in
Rated impedance (LF/HF) 8 / 16
Minimum impedance (LF/HF) 6,8
Power capacity* (LF/HF) 400 / 90 WAES
Program power (LF/HF) 800 / 180 W
Sensitivity (LF/HF) 98 dB 2,83v @ 1m @ 2p
Frequency range 35 - 20.000 Hz
Recom. HF crossover 1,5 kHz or higher (12 dB/oct min slope)
Voice coil diameter 101,6 mm 4 in
Magnetic assembly weight 4,2 kg 9,26 lb
BL factor 18,1 N/A
Moving mass 0,048 kg
Voice coil length 16 mm
Air gap height 9 mm
Xdamage (peak to peak) 28 mm

THIELE-SMALL PARAMETERS

Resonant frequency, fs 45 Hz
D.C. Voice coil resistance, Re 6,6
Mechanical Quality Factor, Qms 6,24
Electrical Quality Factor, Qes 0,28
Total Quality Factor, Qts 0,26
Equivalent Air Volume to Cms, Vas 102,2 l
Mechanical Compliance, Cms 260 μm / N
Mechanical Resistance, Rms 2,19 kg / s
Efficiency, !0  3,25 %
Effective Surface Area, Sd  0,055 m2
Maximum Displacement, Xmax *** 6 mm
Displacement Volume, Vd 210 cm3
Voice Coil Inductance, Le @ 1 kHz 1 mH

MOUNTING INFORMATION

Overall diameter 311,7 mm 12,27 in
Bolt circle diameter 298 mm 11,73 in
Baffle cutout diameter:
 - Front mount 282,6 mm 11,13 in
 - Rear mount 286 mm 11,26 in
Depth 154 mm 6,06 in
Volume displaced by driver 6,5 l 0,23 ft3
Net weight 7,18 kg 15,83 lb
Shipping weight 8,05 kg 17,75 lb








2012/06/12

Beyma 21PW1400Fe

2012年5月、Beyma社から21インチウーファーの21PW1400Feが発表されました。
4インチ径サンドイッチ型ボイスコイル、フェライト磁気回路搭載。
Malt Crossという新しい冷却システムが採用されています。
Malt Crossの詳細は不明ですが特許出願中なのでそのうち仕組みは分かると思います。
そのほか、MMSS (Mechanical Mirror Suspension System)やコーンの両面の防水コートなどが採用されています。








21PW1400Feは、21L50の後継機種ということになると思います。
ネオジム磁気回路の21SW1600Nd製品一覧に掲載されていないのが気になります。







TECHNICAL SPECIFICATIONS

Nominal diameter 540 mm 21 in
Rated impedance 8 Ω
Minimum impedance 6,81 Ω
Power capacity* 1.400 WAES
Program power 2.800 W
Sensitivity 98,5 dB @ 1W @ ZN
Frequency range 25 - 1.200 Hz
Recom. enclosure vol. 100 / 250 l 3,5 / 8,75 ft3
Voice coil diameter 100 mm 4 in
Bl factor 27,6 N/A
Moving mass 0,316 kg
Voice coil length 25 mm
Air gap height 12 mm
Xdamage (peak to peak) 55 mm

THIELE-SMALL PARAMETERS

Resonant frequency, fs 33 Hz
D.C. Voice coil resistance, Re 4,9 Ω
Mechanical Quality Factor, Qms 6,66
Electrical Quality Factor, Qes 0,42
Total Quality Factor, Qts 0,39
Equivalent Air Volume to Cms, Vas 310,2 l
Mechanical Compliance, Cms 73 μm / N
Mechanical Resistance, Rms 9,89 kg / s
Efficiency, η0 2,55 %
Effective Surface Area, Sd 0,1734 m2
Maximum Displacement, Xmax *** 10 mm
Displacement Volume, Vd 1729 cm3
Voice Coil Inductance, Le 1,2 mH

MOUNTING INFORMATION

Overall diameter 550 mm 21,65 in
Bolt circle diameter 526 mm 20,71 in
Baffle cutout diameter:
- Front mount 494 mm 19,45 in
- Rear mount 511 mm 20,12 in
Depth 254 mm 10,0 in
Net weight 19,9 kg 43,87 lb



2012/06/11

PhotoLargo

PhotoLargoさんのニャウンシュエ朝市という作品。
実はこの作品が気に入ってブログを作ることをお勧めました。
それが霧の高原写真館






煙草を吸う男にカメラを向けると、ふとこっちを向いたそうです。
実にいい表情。
PhotoLargoさんは丸顔の穏やかな感じの方なのでこういう絵になったのでしょう。

ミャンマーの人々は素朴で親切だそうです。
この服装の赤、肩にかけた布製のバッグ、帽子、見れば見るほどアジアのよさが感じられます。
日本は豊かになったけど、こういうものをすべて失ってしまった。

PhotoLargoさんのカメラ機材はLumixのネオ一眼の結構古いタイプ。
パナソニックのカメラには興味がないので型番はよく分かりません。
でも、こういう作品はカメラじゃないよね。




2012/06/08

RCF LF21X451

LF21X451は、RCF社の21インチウーファーユニットです。
知らないうちに発売されていました。
フェライト磁気回路を搭載。
ネオジム磁気回路と搭載しているLF21N451と略同様の構成です。
4.5インチ径サンドイッチ巻回型ボイスコイル、ダブルスパイダー、トリプルロールサラウンド。

細かく見てゆくと、結構ちがいます。
耐入力はNの1500W(AES)に対してXは2000W(AES)。
しかし、能率はNの方が1.5dB高い。
その他、 Thiele/Small Parametersの各数値も異なります。


フェライト磁石の直径は245mmもあります。
Beyma 21L50の228mmよりもさらに大きい。











 General Specifications

    Nominal Diameter: 530 / 21 mm/inch
    Rated Impedance: 8 Ω
    Program Power: 4000 W AES
    Power handling capacity: 2000 W AES
    Sensitivity: 97 dB
    Frequency Range: 28 Hz ÷ 1000 Hz
    Effective Piston Diameter: 470 / 18.5 mm/inch
    Max Excursion Before Damage (peak to peak): 54 / 2.12 mm/inch
    Minimum Impedance: 6.7 Ω
    Voice Coil Diameter: 115 / 4.5 mm/inch
    Voice Coil Material: Copper
    Voice Coil Winding Depth: 34 / 1.33 mm/inch
    Number of layers: 2
    Kind of layer: inside / outside
    Top Plate Thickness: 15 / 0.6 mm/inch
    Cone Material: No pressed pulp
    Cone Design: Curved
    Surround Material: Polycotton
    Surround Design: Triple roll

Thiele/Small Parameters

    DC resistance: 5.4Ω
    Mechanical factor: 6.9
    Electrical factor: 0.39
    Total factor: 0.37
    BL Factor: 30.5 T · m
    Effective Moving Mass: 355 g
    Equivalent Cas air load: 385 liters
    Effettive piston area: 0.173 m²
    Max. linear excursion (mathematical): 13.5 mm
    Voice - coil inductance @ 1kHz: 1.4 mH
    Half-space efficiency: 2.2%

Mounting information

    Overall Diameter: 547 / 21.5 mm/inch
    Bolt Circle Diameter: 527 / 20.7 mm/inch
    Bolt Hole Diameter: 6.5 / 0.25 mm/inch
    Front Mount Baffle Cut-out: 512 / 20.1 mm/inch
    Rear Mount Baffle Cut-out: 512 / 20.1 mm/inch
    Depth: 230 / 9.05 mm/inch
    Volume occupied by the driver: 6.5 / 0.229 liters/ft³
    Net Weight: 15.5 / 34.0 kg/lbs

Shipping information

    Shipping weight: 17.59 / 38.8 kg/lbs







2012/06/07

DIY Speaker (62)

ステンレス製の半球ボンブを両面テープで取り付けました。
サイズはステンレス板の厚みの分大きく外側直径で205mm程度あり、また、開口周囲の縁の部分が高さ方向に15mm長く作られていたため、ナットをかませて位置調整をしました。









溶けてしまった発泡スチロール半球を取り外すのが面倒なのでそのまま。
ステンレス製の半球ボンブをその上に被せました。
補強材が干渉するため、ドリルで干渉部分を除去。















Speakerplans.comのフォーラムに黄色いホーンシステムと白ホーンシステムの画像が掲載されていました。
掲載したのはイギリスの方。
ちょっと場違いなので驚いたけどうれしかった。
このフォーラムにはかなり影響を受けました。