2010/12/26

Eighteen Sound 18NLW9000

18NLW9000Eighteen Sound社の18インチサブウーファー用ユニット。
5.3インチ(135mm)径のサンドイッチ型ボイスコイル、ネオジム磁気回路、カーボンファイバー混漉コーン等、先行して発売されている18NLW9600と同様の構成。
但し、9600は同社の特徴的なトリプルシリコンスパイダー(TSS)を装備し、9000はダブルシリコンスパイダーとなっています。









Eighteen Sound社は、18NLW9600をバスレス、バンドパス、ホーンロード用としし、18NLW9000をバスレフ、バンドパス用としています。
この関係は、21NLW9600と21NLW9000の関係に似ています。

詳しく見てゆくと、18NLW9600のMmsは261g、18NLW9000は218g。
一昔前の常識ではホーンロード用の9600の方を軽くすべきでは?という疑問がでます。
でも、現代的な折曲げ式のフロンロードホーンでパワフルな低音を得るためには大きめのMmsにする必要があるのでしょう。
このような理解にはプレシジョンディバイシズ社のPD184とPD1850を比較したここの説明が参考になります。

また、9600と9000は何れも5.3インチのサンドイッチ型ボイスコイルですが、9600が4層タイプであるのに対し、9000は2層タイプとなっています。
このためBL値も異なっており、9600が30であるのに対し、9000が27。
微妙に作り分けられているのがおもしろいなぁ。







18NLW9000

GENERAL SPECIFICATIONS
Nominal Diameter 462 mm (18 in)
Rated Impedance 8 ohms
AES Power 1800W
Program Power 3600W
Peak Power 10000W
Sensitivity 97 dB
Frequency Range 32 - 2500 Hz
Power Compression @ -10 dB 0.7 dB
Power Compression @ -3 dB 1.2 dB
Power Compression @ 0 dB 2.2 dB
Max Recomm. Frequency 300 Hz
Recomm. Enclosure Volume 120 ÷ 350 lt. (4.2 ÷ 12.4 cuft)
Minimum Impedance 6,7 ohms at 25° C
Max Peak To Peak Excursion 70 mm (2,75 in)
Voice Coil Diameter 135 mm (5,3 in)
Voice Coil Technology 2 layers copper clad aluminum wire
Suspension Triple Roll, Polycotton
Cone Straight Ribbed, Treated Paper

THIELE SMALL PARAMETERS
Fs 34 Hz
Re 5,5 ohms
Sd 0,1225 sq.mt. (190 sq.in.)
Qms 7
Qes 0,32
Qts 0,31
Vas 206 lt. (7.3 cuft)
Mms 218 gr. (0,48 lb)
BL 27 Tm
Linear Mathematical Xmax ±14 mm (±0,55 in)
Le (1kHz) 1,90 mH
Ref. Efficiency 1W@1m (half space) 96,1 dB

MOUNTING INFORMATIONS
Overall diameter 462 mm (18,18 in)
N. of mounting holes 8
Mounting holes diameter 8,5 mm (0,33 in)
Bolt circle diameter 440mm (17,32 in)
Front mount baffle cutout diameter 416 mm (16,38 in)
Rear mount baffle cutout diameter 422 mm (16,61 in)
Total depth 237,5 mm (9,3 in)
Flange and gasket thickness 26 mm (1,02 in)
Net weight 12,5 kg (27,6 lb)
Shipping weight 14 kg (30,9 lb)
CardBoard Packaging dimensions 482 x 482 x 257 mm (19 x 19 x 10,1 in)




HPを更新しました。



2010/12/24

B&C SPEAKERS 12BG100

12BG100は2010年後半に発表されたB&C社の12インチサブウーファー用ユニット。
4インチ径サンドイッチ型ボイスコイル、シリコン製のダブルスパイダー、ネオジム内磁型磁気回路搭載。
仕様を見ているとこれは15インチ版の15BG100と磁気回路を共用しているように思います。
Mmsは152gと平均的な15インチ以上という異常ぶり。
おかげで推奨箱の容積は40Lと超コンパクト。











12BG100

2000 W continuous program power capacity
100 mm (4 in) copper voice coil
40 - 1000 Hz response
93 dB sensitivity
FEA optimized Neodymium magnet assembly
Double silicone spider with optimized compliance
Ventilated voice coil gap for reduced power compression

Specification
Nominal Diameter 320 mm (12 in)
Nominal Impedance 8 ohm
Minimum Impedance 5.8 ohm
Continuous Power Handling 2000 W
Nominal Power Handling (AES) 1000 W
Sensitivity (1W/1m) 93 dB
Frequency Range 40 - 1000 Hz
Voice Coil Diameter 100 mm (4 in)
Winding Material Copper
Former Material Glass Fibre
Magnet Material Neodymium Inside Slug
Winding Depth 26.5 mm (1.05 in)
Magnetic Gap Depth 11 mm (0.43 in)
Flux Density 1.15 T

Parameters
Fs 39 Hz
Re 5.1 ohm
Qes 0.35
Qms 6.8
Qts 0.33
Vas 41 dm3 (1.45 ft3)
Sd 522 cm2 (80.9 in2)
EtaZero 0.7 %
Xmax +- 10.5 mm
Xvar +- 14 mm
Mms 152 g
Bl 23 Txm
Le 1.6 mH
EBP 111 Hz

Mounting & Shipping
Overall Diameter 319 mm (12.5 in)
Bolt Circle Diameter 299 mm (11.8 in)
Baffle Cutout Diameter 281 mm (11.1 in)
Depth 137 mm (5.4 in)
Flange and Gasket Thickness 13 mm (0.5 in)
Air volume occupied by driver 2.7 dm3 (0.09 ft3)
Net Weight 8.2 kg (18 lb)
Shipping Weight 8.9 kg (19.6 lb)
Shipping Box 340x340x170 mm (13.4x13.4x6.7 in)

Design
Surround Shape Roll
Cone Shape Radial
Magnet Type Neodymium Inside Slug
Spider Double Silicone
Pole Design T-Pole
Recommended Enclosure vol 40 dm3 (1.41 ft3)
Recommended tuning freq. 40 Hz








2010年、重量級オーディオ界の衝撃ニュースといえば、これはヨハネスさんのPCオーディオ開始でしょう。
アナログ方向に大きく傾いた直後だったのでビックリしたなぁ…

今までデジタルの音が悪いというのが暗黙の了解事項?だったような認識がありました。
だからあまり積極的になれなかったというのが正直なところです。
積極的にやるとしたらどんな風にしていけばいいのか。
勉強しないといけないな。











測定環境があまりにもお粗末なので、測定用マイクとUS-144mk2の導入を検討中です。
これにはDigital Out(同軸のSPDIF)がついているので、これをDCX2496に入力できる
この程度のものだとダメなのだろうか?
しかし、USBとSPDIFという極めてポピュラーなデジタルtoデジタルにコストの影響があるとも思えない。

MIDIのIn/Outのインターフェイスも付いている。
DCX2496等のデジタル機器のコントロールにMIDIをどの程度使えるのだろうか?

このようなD/Dコンバータを使用するのも一つの手なのだが、それ以外の手もある。
PCでソフトのチャンネルディバイダーを動かし、出力はHDMI。
これをAVアンプで受けるというやり方。


しかし、AVアンプのチャンネル数ではステレオ3way程度。
その程度の小規模なマルチアンプではスピーカー遊びを堪能するのは無理だ。
それにHDMIの出力カードが2枚挿しとか、そういうのがマトモに動くのかどうか。

ソフトのチャンネルディバイダーとしてはfoobar等があるが、ステレオ8wayというような出力ができるのだろうか?
それから、帯域別のEQがないようなソフトは困る。
それだとDCX2496超えられないというか、使いものにならない。
プロ用のデジチャンには遠く及ばない。
う~ん、まだまだなのかなぁ。

さらにDAWのプラグインソフトの中に使えるものがあるかもしれない。
チャンネルディバイダーというよりも、スピーカーマネジメントシステムとしての多機能性が必要だし、その機能はプロの現場で磨かれているものであってほしい。
この解決策が最も魅力的かもしれない。
しかし、せっかくのDAWも、プラグインの部分しか使わないというのはもったいない。

そうするとDCX2496の新型が出るまでやり過ごす、という選択肢が浮かび上がってくる。
世界中のPAの現場の声を反映した新型。
どうなるのかなぁ…