2010/12/16

B&C SPEAKERS 15SW100 and 15SW115

15SW10015SW115は2010年11月26日に発表されたB&C社のハイパワー用サブウーファーユニット。
何れも許容入力(AES)は1.5kWの15インチ、ネオジム内磁型磁気回路を搭載。
スパイダーはシリコン製のダブル。

15SW100はボイスコイル径が4インチ、15SW115が4.5インチであり、15SW115の方がよりハイパワー型である。
BL値は15SW100でも25.6もあり、15SW115にいたっては30にもなる。
Mmsも15SW100が176g、15SW115が200gとヘビー級。
15SW100の推奨箱の容積は120L、15SW115は90L。
この手のウーファーユニットはきちんと帯域分割をして最低域で使用すると実に深い音で鳴ってくれる。

下の画像は15SW100であり、15SW115の画像は残念ながら発表されていない。






下の図面は上が15SW115、下が15SW100。
15SW115の方が磁気回路がやや大きいことが分かる。
なお、15SW100の重量は9.5kg、15SW115は12kgもある。





15SW100

Nominal Diameter 380 mm (15in)
Nominal Impedance 8 ohm
Minimum Impedance 6.5 ohm
Continuous Power Handling 3000 W
Nominal Power Handling (AES) 1500 W
Sensitivity (1W/1m) 95 dB
Frequency Range 40 - 1500 Hz
Voice Coil Diameter 100 mm (4 in)
Winding Material Copper
Former Material Glass Fibre
Magnet Material Neodymium Inside Slug
Winding Depth 32 mm (1.26 in)
Magnetic Gap Depth 16 mm (0.63 in)
Flux Density 1.15 T

Fs 37 Hz
Re 5.4 ohm
Qes 0.34
Qms 4.8
Qts 0.31
Vas 110 dm3 (3.9 ft3)
Sd 855 cm2 (132.5 in2)
EtaZero 1.6 %
Xmax +- 12.5 mm
Xvar +- 13 mm
Mms 176 g
Bl 25.6 Txm
Le 2.2 mH
EBP 108 Hz
Overall Diameter 393 mm (15.5 in)
Bolt Circle Diameter 374 mm (16.7 in)
Baffle Cutout Diameter 353 mm (13.9 in)
Depth 190 mm (7.5 in)
Flange and Gasket Thickness 16 mm (0.63 in)
Air volume occupied by driver 6 dm3 (0.21 ft3)

Net Weight 9.5 kg (21 lb)
Shipping Weight 10.9 kg (24 lb)
Shipping Box 420x420x200 mm (16.5x16.5x7.9 in)
Surround Shape Triple Roll
Cone Shape Radial
Magnet Type Neodymium Inside Slug
Spider Double Silicone
Pole Design T-Pole
Woofer Cone Treatment TWP Waterproof Both Sides
Recommended Enclosure volume 120 dm3 (4.24 ft3)
Recommended tuning frequency 35 Hz





15SW115

Nominal Diameter 380 mm (15 in)
Nominal Impedance 8ohm
Minimum Impedance 6.5 ohm
Continuous Power Handling 3000 W
Nominal Power Handling (AES) 1500 W
Sensitivity (1W/1m) 96dB
Frequency Range 35 - 1500 Hz
Voice Coil Diameter 116 mm (4.5 in)
Winding Material Copper
Former Material Glass Fibre
Magnet Material Neodymium Inside Slug
Winding Depth 34 mm (1.33 in)
Magnetic Gap Depth 14 mm (0.55 in)
Flux Density 1.15 T

Fs 35 Hz
Re 5.2 ohm
Qes 0.25
Qms 4.4
Qts 0.24
Vas 110 dm3 (3.9 ft3)
Sd 855 cm2 (132.5 in2)
EtaZero 1.8 %
Xmax +- 13.5 mm
Xvar +- 13 mm
Mms 200 g
Bl 30 Txm
Le 1.8 mH
EBP 140 Hz
Overall Diameter 393 mm (15.5 in)
Bolt Circle Diameter 374 mm (16.7 in)
Baffle Cutout Diameter 353 mm (13.9 in)
Depth 193 mm (7.6 in)
Flange and Gasket Thickness 16 mm (0.63 in)
Air volume occupied by driver 7 dm3 (0.25 ft3)

Net Weight 12 kg (26.4 lb)
Shipping Weight 13.9 kg (30.6 lb)
Shipping Box 420x420x200 mm (16.5x16.5x7.9 in)
Surround Shape Triple Roll
Cone Shape Radial
Magnet Type Neodymium Inside Slug
Spider Double Silicone
Pole Design T-Pole
Woofer Cone Treatment TWP Waterproof Both Sides
Recommended Enclosure volume 90 dm3 (3.2 ft3)
Recommended tuning frequency 40 Hz










マーラーが好きな訳だ。
ちょうど100歳年下になる。
だからどうしたということでもないのだが、生誕150年というような理由は"つねに"ない。
つねに100年目の同い年。

しかし、来年はマーラーが死んでしまう年。
そういう意味で、もう少し真剣に生きてみたらどうか、とも思っている。

音楽に詳しくはないのだが、
何故マーラーの交響曲があのようになってしまうのか、何となく理解できる。
そうせざるを得ない、ということが理解できる。
能天気なテンシュテットの全集を聴きながら、
今年は暮れる。

もう少し、オーディオを真面目にやってみたらどうか、と思うようになった。


2010/12/09

DIY Speaker (20)

Peavey社が所有しているWaveguide hornの米国特許6059069号
しかし、この米国特許がWaveguideの基本特許というわけではない。






現在の業務用ホーンは定指向性ホーンからウェーブガイドホーンへ移行しつつある。
このウェーブガイドホーンは歪や指向性制御において優れている。
上の図5はウェーブガイドホーンの説明でよく見る。
外套膜みたいじゃなイカ。

このUS6059069号には、下のような比較グラフ(図4)が記載されている。
ウェーブガイドホーンとコニカルホーンとエクスポネンシャルホーンの広がり率の比較。









横軸がホーンの長さ方向、縦軸がホーンの広がり率。
ご存知のように、エクスポネンシャルホーンというのはホーンの長さ方向のどの位置においても広がり率は一定。

コニカルホーンは、ホーンのスロート口では非常に急速に拡大することになるため広がり率が大きい。
しかし、スロート口から離れれば離れるほど広がり率は徐々に小さくなってゆく。
このことは、コニカルホーンの音響抵抗がホーンの長さ方向において徐々に増加することを意味し、これがコニカルホーンの特徴となっている。

ウェーブガイドホーンでは、スロート口は略筒状となっているため、広がり率は極めて小さいことになる。
そして、スロート口から離れていくと徐々に広がり率が大きくなり、曲面部分が終わる位置において広がり率が最大になる。
上の図5において符号42で示されている部分が曲面とコニカル面の接合している部分になるが、その部分に対応するホーン長位置での広がり率が、図4のホーンの広がり率の最大値となっている。
そして、そこから先はコニカルホーンになるため、広がり率が徐々に小さくなる。








Behringer社の新しいパワーアンプシリーズ
iNUKEというシリーズ名。
Nukeは核兵器とか核爆弾という意味。
NU1000、3000、6000と、DSP付きのNU1000DSP、3000DSP、6000DSPの6機種。
Class-D、スイッチング電源。

コンバータは24bit/96kHz。
DSPはディレイ、クロスオーバー、EQ(8パラメトリック、2ダイナミック)の機能を有する。
こうしたDSP付きが主流になっていくのだろうか?

オーディオ的な使い方をする場合、デジタルチャンネルディバイダーを使用する方が使いやすいような気がする。
設定のメモリーをデジタルチャンネルディバイダーで一括して管理できるからだ。
でもPCオーディオが主流になると、今度はPCと各アンプをUSB等で接続しそれら設定を一括管理できる。
やはり将来はこうした方向になっていくのかもしれない。