2014/12/28

AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G


AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIに続いて、AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gを購入しました。
Nikon 1 V2とFT1の組合せは、マクロ撮影に向いているような気がしたからです。
Amazonで27935円でした。




この40mmf/2.8Gは、等倍のマクロレンズです。
これをNikon 1 V2とFT1に組合わせるとどうなるのでしょう。
試しに10円玉を等倍撮影するとして作図してみました。

10円玉の直径は23.5mmです。
D810の撮像素子が35.9x24mm、D7000は23.6x15.6mm、そしてV2は13.2x8.8mm。
D810のような35mm判(フルサイズ)の場合、10円玉の直径と撮像素子の短辺が同じ長さになることは知っていましたが、DXフォーマットの長辺が10円玉の直径と同じ長さになることをこの作図で初めて気付きました。
そしてV2は、10円玉の"10"の文字の長さが短辺の長さとだいたい同じになるようです。



さっそく試し撮りをしてみました。
被写体の10円玉はこの記事の10円玉と同じです。
机の上に置いた10円玉の上方に三脚を用いてNikon 1 V2、FT1、40mmf/2.8Gをセット。
照明はティシュペーパーを被せたLEDライト。
三脚の支柱を上下させてピント調整。
マニュアルフォーカス、絞り優先、f/11、6秒、ISO400。
下の画像はノートリミングです。




おお、マクロレンズらしいシャープな写りです。
下の画像は上の画像の左下隅をピクセル等倍、1600x900の大きさでそのまま切り出したもの。




葉っぱの部分にある無数の引っかき傷のようなものは、実物を肉眼で見てみても確認できません。
う~ん、感動しちゃったなぁ。
隅のほうの画像なのに全く流れていないのはイメージサークルに余裕があるからでしょう。
やっぱりNikon 1のボディとDXレンズの組合せは面白いかもです。

レンズの逆付けや接写リングの煩わしさを知っていると、このイージーさは凄いです。
いろんなものをマクロ撮影したくなってきました。
買ってよかったです、40mmf/2.8G。








2014/12/21

Nikon 1 V2, FT1 and AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II


AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIをFT1を介してNikon 1 V2に装着してみました。
換算焦点距離は48.6-148.5mmになり、標準から望遠域までカバーする面白いレンズになります。
ときどき箱根湿性花園に行きますが、そうした場所ではなかなか便利そうです。




このAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIはかなり寄れるレンズです。
その最短撮影距離は、オートフォーカス時は0.28mですが、マニュアルフォーカスに切り替えると0.25mに縮まります。
倍率も1/3.3倍から1/2.8倍へ。
操作としてはレンズ側部のスイッチを"A"から"M"へ切り替え、フォーカスリングを手動で回転させて前玉を繰り出すだけ。




1/2.8倍と言うことは、焦点距離の換算率である2.7倍をかけるとほぼ1倍になります。
35mm判(フルサイズ)に等倍のマクロレンズを装着したのと同じような感じで扱えるということです。
35mm判だと10円玉の直径と撮像素子の短辺の長さがほぼ同じになりますから、実際に撮影して試してみました。
下の画像は、Nikon 1 V2 + FT1 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影しました。
絞りはf/11、1/2秒、ISO400。
10円玉の真正面から撮影するとピカピカの10円玉にレンズが写りこんでしまうために斜めから撮影しました。
この画像はノートリミングです。




山野草を撮り歩くような使い方なら35mm判 + 等倍のマクロレンズの代わりに使用できそうです。
換算焦点距離が48.6-148.5mmでVR(手ブレ補正効果4段)付きですから、使いやすいと思います。
望遠端でf/5.6なのが気になりますが、かなり寄れるのでボケにくいということにはならないと思います。
下の画像は上の画像をピクセル等倍、1600x900の大きさでそのまま切り出したもの。




本格的なマクロレンズではないのにこれだけ写れば十分ですね。
Nikon 1のボディとDXレンズの組合せはなかなかユニークなシステムを構築できます。








2014/12/16

Nikon 1 V2 and FT1


FT1はNikon 1シリーズのカメラにNIKKORレンズをマウントするためのマウントアダプターです。
F値はNIKKORレンズのF値のまま変わらず、撮影画角は35㎜換算で約2.7倍の焦点距離に相当の画角となります。
Amazonで16717円でした。

とりあえず、家の中での撮影会。
最初は、AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR。
148.5-810mm f/4.5-5.6のVR付オートフォーカスレンズになります。




810mm f/5.6がこの大きさ。
三脚もVelbon ultra luxi mini Ⅲで十分です。




三脚込みでも異様に軽いです。




次は、Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED。
486mm f/2.8のマニュアルフォーカスレンズになります。
ほぼ500mmでf/2.8って、なんか凄い。




相変わらず抜けがよくシャープです。




何を着てもかっこいい…




暁の出撃ってかんじですね。
古いか。




最後は、Ai AF Nikkor 85mm f/1.8D。
229.5mm f/1.8のマニュアルフォーカスレンズになります。
これも凄いな。




FT1には以下のような重量制限があります。
「質量380gを超えるレンズをカメラに装着した状態で、カメラだけを持ったり、カメラのストラップを使ったりしないでください。カメラのマウントが破損する恐れがありますので、必ずレンズをもってください。」




380gよりも重いレンズの場合は、FT1の三脚ネジ穴にストラップ用の金具を装着せよということでしょう。
85mm f/1.8Dの重量はちょうど380g。
なのでストラップで肩に掛けてぶらぶら散歩できます。
 



FT1を使用しても最短撮影距離が変わらないので、換算焦点距離が長くなっても比較的近距離で合焦するのが面白い。
また、イメージサークルの中央付近しか使用しないので諸収差が極めて小さいです。

180mm f/2.8Dと85mm f/1.8Dはマニュアルフォーカスです。
でもフォーカスエイドの表示はされますし、ファインダーや液晶モニターで拡大表示をすることができます。
それに銀塩フィルム時代はほぼ100%マニュアルフォーカスで撮影していたので、やっぱりマニュアルフォーカスの方が性分にあってます。
楽しいなぁ。






2014/12/11

Nikon 1 V2 and 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

発売から2年たったV2の標準ズームキットがAmazonで36177円になっていたので購入しました。
これは価格.comの初値のほぼ6割引きの値段です。

AW100やAW120でもちゃんとした撮影ができますが、やっぱりコンパクトカメラだと撮影の際の楽しさがちょっと少ないかな。
また、RAWファイルを得たい。
そこでニコン1シリーズが気になっていたのです。
また、V2になって撮影モードダイヤルと押し込み操作ができるコマンドダイヤルが新設されました。
これなら一眼レフのような操作感で撮影できるような気がしたのも理由の一つです。






現物を見たことがなかったので、その小ささと軽さには驚きました。
ちょっと惜しいのは、ボディのつくりがやや甘く、がっちりした感じがないこと。
でも、小さいせいか精密感があり、全体の印象は悪くないです。
白色にしたのは黒よりも安かったからなんだけど、白いカメラもいいかもって思っていました。
ミノルタα-8700iのミール搭載記念モデルっていうものあったしね。




付属の1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6はとても小さなレンズです。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIと同じく沈胴式。
10-30mmは繰り出すと本体の電源がON、沈胴させるとOFFになります。
面白いね。

ミラーレスなので気になったのは電子ビューファインダー。
144万ドットというので期待したのですが、10-30mmを装着した状態での見え味はいただけません。
ざらついた感じです。
しかし、FT1を介してAi AF Nikkor 50mm f/1.4Dなどの明るいレンズを装着すると、これが別物に変身。
ざらつきはなくなり、トロッとした大変美しい見え味になります。
レンズを変更してもダメなEVFもあるのかもしれないけど、V2のEVFはレンズが明るければ問題なしです。





1/16000のシャッタースピードと60fpsは凄い。
頭の中で想像してもその凄さは分かりませんが、これは試してみると仰天します。
シャッターチャンスというか、撮影のタイミングという価値を根底から破壊してしまったのではないかと。
従来ならシャッターと連動した特殊な撮影装置を必要とする場合でも、V2ならば無造作にシャッターボタンを押すだけです。
カメラが新たなステージに進化したことをひしひしと感じました。





V2のデザインは気に入っています。
F4へのオマージュでしょうね。
倉庫にF4のカタログがあったような気がして探してみるとありました。
右肩の2つのダイヤル配置もよく似ています。
懐かしいなぁ・・・







2014/12/06

Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II


シグマの17-50mm F2.8 EX DC OS HSMを使用してSONY SS-F6000の撮影をしたとき、たる型の収差が目立ったので、スピーカー撮影用?にニコンの純正レンズを購入することにしました。
純正レンズならゆがみ補正を自動でやってくれるからです。

さあ、楽しいレンズ選びです。どれにしようかな。
マクロのAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gはどうか。
いやいやAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gも捨てがたい…
という具合に探していると、沈胴式のコンパクトな標準ズームを見つけました。
これが今回購入したAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIです。




Amazonのレビューも悪くないですし、ネットでの評判も良さそう。
家電専門店まいどという業者からAmazon経由で購入。
12800円でした。

届いてみると、軽量コンパクトでなかなかよろしい。
それに小さいせいか、安っぽいかんじがしません。
最短撮影距離も短いです。
それに手ブレ補正効果が4段だって。
MTF曲線も素晴らしく、ちょっと驚きました。




最近のレンズなのでレンズのゆがみ補正データを新しくしないといけないんだろうなぁ、とニコンのサイトを見てみると、やはりそうでした。
D7000のファームウェアとゆがみ補正データのバージョンアップをしました。
しかし、View NX2でRAW現像をしようとすると「レンズ情報がないからムリ!」という冷たい表示が。
これはView NX2をVer.2.9.0 32bit (XP用です)にすると解消しました。
やれやれ、デジタルは大変ですね。




この撮影には新しいカメラを使いました。
これもなかなかよかったです。