2012/12/26

The Packard-Bentley "Mavis"

PackardのTwin Sixを調べていたらDIYで製作したモンスターを発見した。
Back to the Futureのドクにそこはかとなく似てるChris Williams氏の作品。
ここまでくると芸術作品。
第二次大戦で活躍したPTボート(米軍の高速魚雷艇)に使用されていたPackardのV12エンジンを1930年製ベントレーの8Lレーサーのシャシーに搭載。
なお、排気ポートがシリンダーあたり2つあるため、左右12本ずつエキパイを生やしてみたとのこと。
排気量はまさに桁外れの42000ccだそうな。

車両重量は2.4トン。
1500bhp(1520ps)なのでパワーウェイトレシオは良好。





当時パッカードはロールスロイスのマーリンエンジン(航空用V12)のライセンス生産を行っていたが、英国から購入した?PT9プロトタイプを除きマーリンエンジンはPTボートには使用されなかった。
このモンスターカーに使用されているガソリンエンジンは4M-2500と呼ばれており、PTボートはこれを3基搭載し、3つのスクリューを駆動している。
2500はキュービックインチだと思うが、計算してみると40968ccになる。
パッカードが生産したマーリンエンジンはV-1650と呼ばれており、これは27000cc。
マーリンはスーパーチャージャー搭載だったので排気量は小さい。




ロールスロイスつながりということで。
Series 2のExtended Wheelbaseだよね。

2012/12/25

2012/12/20

BMW 760Li

またもやホームページを更新しました。


車の画像はこんなところから入手。
carwallpapers.ru
netcarshow.com
dieselstation.com

インプレッションはWebCG、データはGoo-netのカタログ、中古車検索はGoo-netの中古車
あとはwikiで調べます。日本語の解説はダメダメなので英語やドイツ語、イタリア語やフランス語のwikiを参考にします。
こんなことをしているとほんと飽きないです。







本日、納車。
ようやくご対面です。

2012/12/19

BMW 750iL

ホームページを更新しました。
愛車と別れるのは寂しいものです。











750iLと言えば007。


何でもこのシーンのために16台ものE38が使用されたそうです。
750iLのバッジが付いていますが、中身は740iLです。
下の画像のように後席に運転席が設けられています。


もう一つはThe Transporter。


735iということになっていますが、中身はワンオフの750iのマニュアルミッション車。
このフィルムの車の挙動は750iLと同じです。




2012/12/16

BMW 7 Series High Security

下の画像は2006年型760Liのハイセキュリティ。
プロテクションレベルはVR6/VR7?だそうです。
最高速度は210km/h、0-100km/h加速は7.5秒。
ノーマルは250km/h(リミッター作動による)と5.6秒。
遅くなっているのは車重が3440kgもあるからです。
ノーマルが2220kgなので1220kgも重くなっているわけ。
カーボンファイバー強化防護板、車体下部防護板、フロントスクリーン緊急脱出口、ウィンドウの低位置化、ランフラットタイヤなどが装備されているそうです。
また、Retractable windows, front left and rightと記載されているので、後席のウィンドウはFixされているのではないかと。




こちらは750iL(E38)後期型のハイセキュリティ。


車体色が黒だとスカート部をブラックアウトした視覚的効果がなくなり、E38がかなり厚みのあるボディであることがわかる。
知ってる人しか知らない話だけど、750iLのウィンドウはノーマルでもペアガラス。
下位グレードはそうではない。










こちらはメルセデスベンツのS600 Pullman Guard。
乗りたいとは思わないけど、なんかカッコいい。







2012/12/08

Tesla Model S

最近の車についてネットで調べているとテスラのモデルSというセダンを見つけた。
これは凄い。
電気自動車なのに航続距離が最大426km、BMW M5よりも速い。
しかもそんなに高価ではない。

テスラは以前から知っていたが、そのうち消えてゆくバックヤードビルダーのようなものと思っていた。
ところがテスラはメルセデスベンツと協力関係にあるそうだ。
それにマトモなセダンを作るためにはレースで勝つよりもうんと技術力がいる。
V12どころかガソリン自動車、これで終了です。




M5との勝負。
ローンチコントロールとかで無敵だったのでは?


米国Car and Driver誌によるテスト


ボンネットの中もトランクルーム。
後部トランクルームにはオプションで子供用のシートを取付けることができ、この場合7人乗り。
右ハンドル仕様は2013年半ばより生産開始だそうです。

2012/12/01

V12 Engines

V12気筒エンジンに興味を持ち調べてみると…

馴染みのある兵器にはV12エンジンが多いです。
スピットファイアやP51に搭載されたロールスロイスのマーリンエンジン、Me109に搭載されたダイムラーベンツのDB605、戦車では4号戦車のマイバッハHL120TRM、T34のV2エンジン。
T34のV2エンジンはボアが150mm、左シリンダー群のストロークが180mm、右シリンダー群のストロークは186mmだそうです。
高精度のアルミ製エンジンであると聞いていたのですが左右でストロークが違うなんて知らなかったなぁ…
好きな戦闘機であるP47サンダーボルトはV12ではないけど、これは仕方がない。
一番パワフルなというかこの場合はタフなと言うべき戦闘機だったからね。

V12を搭載している現行の自動車はかなり少ないです。
ベンツとマイバッハのV12SOHC3バルブエンジン、M275、M285型。
これらは過給機(ツインターボ)付きエンジン。
一方、フェラーリやランボルギーニの最新型が自然吸気のV12なのだそうです。
骨董品か?というのはだから取り消し。
その他はBMWとロールスロイス、アストンマーチンぐらい。

フェラーリのF12ベルリネッタ、6262ccのV12DOHC4バルブエンジンのボアストロークが94mmx75.2mm。




ランボルギーニのLP700-4 AventadorのV12DOHC4バルブエンジンは6498ccのL539型。
L539型は350GTV(GT)の3.5Lエンジン以来の完全な新作エンジンであり、要するにランボルギーニ社製としては2番目のV12エンジンだそうです。
これのボアストロークが95mmx76.4mm。







760Li(E66)に搭載されているN73B60のボアストロークは89mmx80mm。
ロールスロイスファントムに搭載されているものはこのボアストロークを92mmx84.6mmに拡張したもの。







750iL(E38)に搭載されている先代のM73B54のボアストロークは85mmx79mm。
これがアルピナB12に搭載されると86.4mmx85mmになる。

さらに先代のM70B50では84mmx75mm。
このボアストロークはM70がストレート6のM20B25をベースに開発されたため。
S70/2でもボアは86mm。
アルピナの86.4mmはおそらく限界ぎりぎり。
レースでの耐久性は考慮しなくてもいいからか。

M70やM73ではシリンダーピッチで苦労したようなのでN73では余裕のあるサイズになっているのでしょう。