2011/04/14

Subscription Concert No.714 at Suntory Hall

東京都交響楽団の第714回定期演奏会に行ってきました。
今年度は東京都交響楽団の年間会員であり、その初回でした。




指揮はモーシェ・アツモンさん、ヴァイオリン独奏は竹澤恭子さんです。
曲目はエルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調op.61とブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73。
最初にアツモンさんが地震でお亡くなりになられた方々への哀悼の挨拶がありました。
それに続いてG線上のアリアが演奏され、全員で黙祷。





年間席がステージに近い位置になりました。
反射板は天井近くに移動しており、予想通り直接音主体のアグレッシブな音でした。
3ウェイのときのJBL2360A+2446Hを髣髴とさせる鮮烈な音。
音量も上がりヴァイオリン協奏曲に驚いてしまいました。
正気に戻ったのが交響曲第2番になってからだったのですが、ともかく凄まじかった。
交響曲第2番は読売日響の演奏で先日聴いたばかりだったのですが、これだけ音が違うと比較にならない。
音楽体験は音を含めてのトータルなものだから。






サントリホール誕生の本がダメだったから永田さんの本を読んでみた。
結論から言うと、知りたいことは書かれていなかった。
しかし、知りたいこと以外のことは良く書かれている。
例えば、ワインヤード型のホールの特徴。(P142,143)

「1 シューボックス型に対し、音の迫力に欠ける。
2 楽器の指向性からくる場所による聞こえ方のバランスの差が大きい。
3 音はさわやかである。響きの質が細かく繊細である。
4 大型編成のオーケストラに対しては、大型空間からくる響きの余裕というものが感じられる。

これは逆に中型以下のホールでは味わうことのできない効果である。
ワインヤード型のホールの響きは従来のジューボックス型のホールと比べると、本質的に異なっている。
大型オーケストラ用のホールということができよう。
ただし、このホールの特色を生かすためには舞台の形状、舞台周辺の反射面の設計が重要である。
また、オーケストラ各パートの配置も新しい課題であり、音楽家と音響屋との間の詰めが必要だと考えている。」











武田邦彦さんは推進派だから話半分だが熊取六人衆の小出先生なら信用できる。
1時間23分もあるのでお忙しい方は、1時間1分あたりから数分見られると面白い。
原発を全部廃止すると日本人の生活はどうなるのかを理解できる。
あっ、日本の原発は安全だからそんな必要はないか。

京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く (Ustreamの動画)



う~ん、こういうのを読むと状況はどんどん深刻になっているようだ。
推進派というのは相当な厚顔無恥だと思っていたが、この連中が謝っちゃうというのはちとまずい。
このまま収束することを予想できれば謝るはずはない、と思っていたから。

4つの原子炉のうち1つでも水蒸気爆発すると、もはや原発に近づけないので他の原子炉も冷却ができなくなって次々と爆発する。
さらに冷却不能になった使用済み核燃料も爆発するかもしれない。
水蒸気爆発は格納容器など簡単に破壊してしまうそうだ。
そうなると日本全体が汚染され住めなくなる。
だから今のうちに謝っておこうと考えたのだろう。
こんな連中の「やってみなくちゃわからない大科学実験」に付き合わされたわけだ。







興味があるのは核燃料がどの程度あるのかということ。
1号機は69t、他の3つは94t。
それに加えて使用済みのが数百トン。
このあたりの数値をきちんと報道しないのも相当インパクトがある数値だからだろう。
全部あわせるとチェルノブイリの10倍なんて話は真実かもしれない。
そうなると汚染は日本全土ではすまないかもしれない。

検索してみるとこんな計算があった。
この数値が一桁あるいは二桁間違っていても深刻だ。





これも長いです。
1時間57分からの質問。
電気料金と原発の関係が分かりました。

小出裕章氏原発学習会(主催:生活クラブ生活協同組合・静岡)2011.04.16 04/16/11 (Ustreamの動画)








原発を全部停止しても火力発電所を7割程度稼動させるだけでよい。
代替エネルギーなどいらない。
どうりで福島第1、第2の両発電所が停止しているのに停電にならない。
震災直後は火力発電所もだいぶやられたから計画停電になった。
原発に頼らなければ日本は立ち行かないというのは、日本の原発は安全ですと言っている連中の妄想話のひとつ。
学者の評価っていうのは人柄とか評判とかそんなものは関係ないな。
将来を見通せる力があるかどうか、それだけだね。





まずは東電がGE、東芝、日立に対し安全性を確保できていない原子炉を販売したとして製造物責任あるいは債務不履行の損害賠償訴訟を行うべきだろう。
また、震度6弱で崩壊するようなコンクリートは建築基準法以下として鹿島建設にも損害賠償請求を行うべきだろう。
この場合、欠陥住宅と同じで、不法行為責任を問える。
そして、不法行為責任の時効は欠陥が発覚して(福島原発事故の日ではなく、福島の実際の現場検証後に専門家が欠陥を認定した日)から進行する。
日本の原発は安全ですって主張して売りつけたんだから。
この賠償金を確保してからでないと原発事故の補償に税金を投入すべきではない。

それからこれら企業とその構成員に対しては日本人に放射線を浴びせたとして刑事責任も追及する。
未必の故意で暴行罪成立である。
有能な法律家が結集してこれら企業を叩きのめしてほしい。






「愚かな核=原子力利用」京都大学原子炉実験所 小出 裕章より

明治三陸地震、昭和三陸地震、そして今回の大地震では津波の被害を伴った。
前二回の教訓を活かし海沿いの危険な区域は居住を制限すべきだったと思う。
実際に居住区域を制限していた村では犠牲者がほとんどでなかったそうだ。
どうしても海辺に住みたいならば海と内陸方向に長い免振構造の高層アパートでも建築すべきだ。

原発事故も同じだ。
チェルノブイリやスリーマイル島のときに考え直しておけばこうはならなかっただろう。
あとどの位の犠牲を払えばそうしたことに気付くのであろうか。
ドイツ人とドイツ政府はえらいと思う。


被爆治療83日間の記録

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