2010/03/31

QSC SB-1521 Subwoofer

QSC社のSB-1521は、Digital Cinema Speaker Seriesのサブウーファー
21インチユニットを搭載しています。
ユニットは、6インチ径ボイスコイル、インピーダンスが4Ω、そしてこの外観。
これではないかと。
ざっとですが実効容積は400Lぐらいだと思います。
解説には、聴くことはできないが感じることが出来る最低域までも再生する、と記載されています。






箱の四隅にダクトを設ける場合、ユニットはバッフルの中央に正確に配置。
このような配置によりユニットの背面にかかる圧力を均一化することができる。
このためハイパワー再生時において磁気ギャップの中央からコイルがずれるのを防止できる、とのこと。

大口径ユニットと巨大な箱、目に心地よいです。
なんとなくこのスピーカー、ニコニコ笑っているように見える。
そろそろ危ないかもね、というか手遅れぴょん…







読売日本交響楽団の名曲シリーズ年間会員券を購入しました。
サントリーホールでの1年間12公演分。
お値段は28000円(1公演分2333円)と格安。
席はオーケストラ背面のP席(podium席)です。



 

2010/03/30

McCauley Sound Inc. M421

McCauley Sound社のM421は強力な21インチユニットを4発搭載しているサブウーファーシステム。
このため連続許容入力は12kwになっています。
なお、21インチユニットはネオジム磁気回路を搭載し、ボイスコイル径は6インチ。
Cutsheetには"Isobaric"と表示されているので、ユニットは2発一組で配置されていると思います。
大きさは1864.36mm x 586.74mm x 1117.6mm、重さ220.41kgと巨大。
縦横の比率は違いますが、アップライトピアノぐらいの大きさ重さです。








2010/03/29

Danley Sound Labs TH-221

Danley Sound Labs社はTapped Hornの総本山のようなスピーカーシステムメーカー。
TH-221はシネマ用サブウーファーの同社フラッグシップであり、21インチダブルのTapped Horn。
ユニットはB&Cの21SW150だね。
Tapped Hornは超低音の再生が得意とか。
このTH-221は、22Hz~180Hzを-3dBで再生できるようです。
いやぁ、大したもんだね!

Tapped HornについてのDanley Sound Labs社の解説はこちらを。
Tapped HornのDIYについては、こちらこちら(左欄のTapped Hornsをクリック)を。
なお、Tapped Hornに類するアイディアはかなり以前からあり、新しい技術ではないと思います。


















このプロジェクトは、結局、どうなったんだろう?








ホバークラフトの4つの足がある。
離陸の際には問題はないように思うが、問題は着陸時の安定性か。
着陸時の地面効果を和らげるような仕組みが必要ではないか。








飛行機と飛行船のあいのこのアイディアは昔からあるけどうまくいかない。



2010/03/28

Suntory Hall Openhouse Concert

家族でサントリーホールのファミリー向けコンサートに行ってきました。
エデュケーションプログラムのため無料。







オーケストラもオルガンも素晴らしかったです。
家族ともども大変満足しました。
公開リハーサルも見ることが出来ました。
コントラバス群の直上の至近距離(RA席)で聴くオーケストラはやはり凄い。
そして、スピーカーは巨大でなければならないという想いを新たにしました?
ホールから出ようとすると妻が昔の知人にばったり会いました。
その方はなんとサントリーホールの支配人なのでした。








オーケストラ・コンサート
指揮:大河内雅彦さん
演奏:慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ
演奏曲目
ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
アンダーソン:プリンク・プランク・プルンク
ビゼー:オペラ『カルメン』第1幕への前奏曲
チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』から「花のワルツ」


オルガン・コンサート
オルガン奏者:浅井美紀さん
演奏曲目
J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV578
C.フランク:天使のパン
アラン:リタニー




2010/03/26

BMS 4580ND (1)

4580NDは、2010年3月22日に発表されたドイツBMS社の1.4インチ径スロートのコンプレッションドライバー。
ネオジム磁気回路、77mm径ボイスコイルを有する環状ダイアフラムを備えています。
ダイアフラムの材質はポリエステル。



マルチウェイを推し進め受持ち帯域を限定してゆくとドライバーは別の表情を見せはじめる。
荒れた雰囲気が消え落ち着いた力強さが出てきたり、逆に弱さがなくなり精緻でかっちりとした音に変化する場合もある。
300Hz以上を5つの帯域で分割するとドライバーに関する世評はほとんど参考にならない。

この4580NDは通常の4インチダイアフラムと3インチダイアフラムの中間的な口径だと思う。
リング状ダイアフラムだから、ダイアフラムは3インチ径ボイスコイルの外側にも広がっている。
JBL2446HとJBL2431Hの間の帯域を受持たせてはどうか。
ホーンはGPAのMRⅡ594AB&CのME90がいいかなぁ。
またもや悩ましいドライバーが出現してしまった。



4580ND Specification

Throat diameter: 1.4" (36 mm)
Nominal impendance: 8 or 16 Ohm
Power capacity (AES): 120 W
Peak Power: 400 W

Sensitivity
CD Horn 90° x 75°, 1 W / 1 m: 113 dB
Frequency Range: 500 - 19000 Hz
Recommended Crossover: 700 Hz
Voice Coil Diameter: 3" (77 mm)
Magnet Material: Neodymium
Voice Coil Material: Copper Clad Aluminum
Voice Coil Former: Kapton TM
Diaphragm Material: Polyester


JBL 5732 & 5742 (1)

JBL 5732 & 5742 (2)
JBL 5732 & 5742 (3)


2010年3月16日に発表されたJBLの新しいシネマシステム。
従来のスクリーンアレイシリーズの上位シリーズになり5000番台の型番が与えられています。
構成機種は3ウェイの57324ウェイの5742の2機種。

5732(上の画像)は15インチ(2226HPL)をダブルで搭載。
なお、HPLの"PL"はProtector Lessの略であり、磁気回路の磁石の周囲を覆うカバーを備えていない。
ミッドは8インチCMCDに採用されている2169H。
いわずと知れたネオジムディファレンシャルドライブの3インチ径ボイスコイルを搭載した化け物ユニット。
ハイは4インチチタンダイアフラムの2452H-SL。
2451Hの高域特性を改善し19kHzまで±3dBという特性を持つ。
クロスは250Hzと1.3kHz。

2169Hによるミッドの許容入力が700Wと強化されており、このシリーズをしてJBLがHigh Powered Screen Arraysと呼んでいる理由が分かる。
また、JBLの2226Hに対する信頼は厚く、2010年のこの新製品にも採用するほどだ。
2226Hには、他に4ΩのGタイプと16ΩタイプのJタイプがあるが、3機種ともにパラメータが厳密に一致しているところが凄い。
2226というシリーズ全体として金がかかっている。

5742(上の画像)は18インチ(2242HPL)をダブルで搭載。
この2242Hと箱の組み合わせは5749と呼ばれている。
サブウーファー用として開発されたものか。

ミッドは、2169Hを4発使用しているが、これはミッドローとミッドハイの2つのレンジに分けられている。
すなわち、下方の2発の2169Hがミッドローであり、上方の2発がミッドハイである。
ミッドローとミッドハイのクロスは550Hzと表示されているが、実際にはスタガードライブのような態様である。
下の画像は米国特許7027605号のもの。
506Lがミッドロー、504Uがミッドハイ、502Cがミッドローとミッドハイの合成特性。



このシステムの場合には、デジタルチャンネルディバイダーで制御されるため、この米国特許に掲載されているようなネットワークは搭載していないと思われる。
なお、この手のネットワークをどうしても作りたいのであれば4732に似たようなのが搭載されている。
ハイは2452H-SL。
クロスは220Hz、550Hz、1.3kHz。

この5742はサブウーファーを組み合わせるのだろうか。
もしかしたら21インチをJBLが開発中とか。
また、デジチャンの設定値を知りたい。
ミッドのスタガー風クロスのテクニックを学びたい。


上の画像、2452H-SLじゃなくて、2432Hが搭載されているような。
それにしても、またもや悩ましいミッド部の登場。
5742-M/HFのお値段が気になるなぁ。







ランシングヘリテッジから
廃物利用というか隙間家具
密閉の方が似合うような。
本物を半分にしなくてもDIYで作れそうだね。




21インチウーファーやMR94と組み合わせるとこんな具合。
210のホーン開口高さは150cm 、ホーン長は75cm、横幅を半分にするとホーン幅は40cmもあればいいのでサブロクで作りやすい。
米松合板ならDIY店で格安で入手できる。
おそらく1万円もかからないのでは。
奥行きが足りない場合は、ユニットのお尻とぶつからないように、背板の取り付け方や形状(磁気回路とぶつからないような逃げを作る等)を工夫すればいい。


ホーン開口高さを160cmにして、21インチのダクトスペースとのバランスをとってみた。
役割としてはミッドローなのでホーン長は短めにして奥行きをやや浅くしてもいいね。
補強は少なめにして箱鳴りを楽しみたい。




MR94のドライバーはBMSの4594NDを使用し4ウェイにしたい。
同軸ドライバーなので外観がうるさくならないし、300Hzから使える。










 片目っていうのもなかなかカッコいいな。



 21インチダブルにしてみた。
迫力ありそうだけど工夫がなくてつまんないな。


V字型バッフルはどうか。
う~ん。

2010/03/24

BMS 15CN890

15CN890は、2010年3月16日に発表されたドイツBMS社の3ウェイ15インチ同軸ユニット。
すでに発売されている15CN860の姉妹品。
同軸型ドライバー部は、90mm径ボイスコイルを備えた環状ダイアフラムによるミッド部と、44mm径ボイスコイルを備えた環状ダイアフラムによるツィーター部を搭載しています。
推奨クロスは800Hz、6300Hzです。


15CN860が60°の円錐型ウェーブガイドホーン搭載しているのに対し、15CN890は90°のを搭載。
15CN860のホーン直径は210mmでしたが、275mmと非常に大きくなりました。
同軸の王者の風格を感じるね。



上の画像が15CN890、下の画像が15CN860です。
ホーン長は15CN860が1cm長い。

15CN890 Specification

Application: Transducer
Nominal Impendance: Ohm 8 / 8 or 16
Power handling AES noise: W 1000

LOW FREQUENCY
Sensitivity (1 W / 1 m): dB 98
Freqency response: Hz 40 - 22000
Vioce Coil Diameter: mm 101.6 (4")
Voice Coil Winding Depth: mm 22
Magnet Gap Depth: mm 10
Voice Coil Material: Cu
Basket: Cast Aluminum
Effect. diaphragm diameter D mm 320

HIGH / MIDDLE FREQUENCY:
Middle range (AES): W 150
Peak Power: W 1000
High range (AES): W 80
Peak Power: W 320
Sensitivity (1 W / 1 m): dB 113
Middle Freqency range: Hz 700 - 7000 Hz
High Frequency range: Hz 6000 - 22000
Recommended Crossover: Hz 800, 6300
Voice Coil Diameter: mm 44.4 (1.75") high 90 (3.5") middle
Magnet Material: Neodymium
Flux Density: T 2.0
Voice Coil Material: Copper Clad Aluminum (2 layers in and outside the VC)
Voice Coil Former: Kapton TM
Diaphragm Material: Polyester

Resonance Frequency: Fs Hz 46
DC Resistance: Re Ohm 5.70
Mechanical Q Factor: Qms 3.5
Electrical Q Factor: Qes 0.30
Total QualityFactor: Qts 0.27
Equivalent Volume: Vas L 102
Moving Mass: Mms kg 0.106
Mechanical Complience: Cms mm / N 0.113
BL Factor: BL Tesla m 24.28
Effective Piston Area: Sd m² 0.0804
Max. linear Excursion: Xmax mm +/- 6
Voice Coil Inductance: Le1k mH 0.8 Le10k mH 0.56





マランツPS3001を2台購入。
新品。
2万ぐらい。
これでPS3001は3台になった。





オーディオテクニカのフォノイコも購入。
ベリンガーのを購入しようとしたらサウンドハウスで在庫切れ。

 先日、玉川田園調布という妙な名前のコードをamazonで購入、DCX2496のVersion1.15を1.16に書き換えた。
-48dB/octを使用すると、1.15はちときびしい。
6台あるうち、1台がこの1.15であり、4台が1.16、残りの1台が1.17。
1.16と1.17の違いは何だろう?
今度はLINKっていうのをやってみようかな。