2010/03/26

JBL 5732 & 5742 (1)

JBL 5732 & 5742 (2)
JBL 5732 & 5742 (3)


2010年3月16日に発表されたJBLの新しいシネマシステム。
従来のスクリーンアレイシリーズの上位シリーズになり5000番台の型番が与えられています。
構成機種は3ウェイの57324ウェイの5742の2機種。

5732(上の画像)は15インチ(2226HPL)をダブルで搭載。
なお、HPLの"PL"はProtector Lessの略であり、磁気回路の磁石の周囲を覆うカバーを備えていない。
ミッドは8インチCMCDに採用されている2169H。
いわずと知れたネオジムディファレンシャルドライブの3インチ径ボイスコイルを搭載した化け物ユニット。
ハイは4インチチタンダイアフラムの2452H-SL。
2451Hの高域特性を改善し19kHzまで±3dBという特性を持つ。
クロスは250Hzと1.3kHz。

2169Hによるミッドの許容入力が700Wと強化されており、このシリーズをしてJBLがHigh Powered Screen Arraysと呼んでいる理由が分かる。
また、JBLの2226Hに対する信頼は厚く、2010年のこの新製品にも採用するほどだ。
2226Hには、他に4ΩのGタイプと16ΩタイプのJタイプがあるが、3機種ともにパラメータが厳密に一致しているところが凄い。
2226というシリーズ全体として金がかかっている。

5742(上の画像)は18インチ(2242HPL)をダブルで搭載。
この2242Hと箱の組み合わせは5749と呼ばれている。
サブウーファー用として開発されたものか。

ミッドは、2169Hを4発使用しているが、これはミッドローとミッドハイの2つのレンジに分けられている。
すなわち、下方の2発の2169Hがミッドローであり、上方の2発がミッドハイである。
ミッドローとミッドハイのクロスは550Hzと表示されているが、実際にはスタガードライブのような態様である。
下の画像は米国特許7027605号のもの。
506Lがミッドロー、504Uがミッドハイ、502Cがミッドローとミッドハイの合成特性。



このシステムの場合には、デジタルチャンネルディバイダーで制御されるため、この米国特許に掲載されているようなネットワークは搭載していないと思われる。
なお、この手のネットワークをどうしても作りたいのであれば4732に似たようなのが搭載されている。
ハイは2452H-SL。
クロスは220Hz、550Hz、1.3kHz。

この5742はサブウーファーを組み合わせるのだろうか。
もしかしたら21インチをJBLが開発中とか。
また、デジチャンの設定値を知りたい。
ミッドのスタガー風クロスのテクニックを学びたい。


上の画像、2452H-SLじゃなくて、2432Hが搭載されているような。
それにしても、またもや悩ましいミッド部の登場。
5742-M/HFのお値段が気になるなぁ。







ランシングヘリテッジから
廃物利用というか隙間家具
密閉の方が似合うような。
本物を半分にしなくてもDIYで作れそうだね。




21インチウーファーやMR94と組み合わせるとこんな具合。
210のホーン開口高さは150cm 、ホーン長は75cm、横幅を半分にするとホーン幅は40cmもあればいいのでサブロクで作りやすい。
米松合板ならDIY店で格安で入手できる。
おそらく1万円もかからないのでは。
奥行きが足りない場合は、ユニットのお尻とぶつからないように、背板の取り付け方や形状(磁気回路とぶつからないような逃げを作る等)を工夫すればいい。


ホーン開口高さを160cmにして、21インチのダクトスペースとのバランスをとってみた。
役割としてはミッドローなのでホーン長は短めにして奥行きをやや浅くしてもいいね。
補強は少なめにして箱鳴りを楽しみたい。




MR94のドライバーはBMSの4594NDを使用し4ウェイにしたい。
同軸ドライバーなので外観がうるさくならないし、300Hzから使える。










 片目っていうのもなかなかカッコいいな。



 21インチダブルにしてみた。
迫力ありそうだけど工夫がなくてつまんないな。


V字型バッフルはどうか。
う~ん。

0 件のコメント: